2013.05.20 Monday
「1つの屋号に2つの”ろくろ”」
大分県日田市の山中、福岡県との県境に位置する小鹿田皿山
家々の間を流れる川のせせらぎと、土を砕く唐臼の音が「ゴトン ゴトン」と鳴り響く小鹿田の里
1705年の開窯より続く三家体制は今現在も変わらず、
坂本家、柳瀬家、黒木家の三家が300年以上の小鹿田の歴史を守っています。
小鹿田では、一子相伝で弟子や職人を置かず、代々長兄のみが窯を引き継ぐと決まっています。
その為、作業場には親方とその長子のろくろの2つだけが並びます。
民藝運動の父 柳宗悦が「世界一の民陶」と賞賛し、バーナード・リーチが逗留し作陶し愛した場所
昔の面影、風習を先祖代々守り続ける10軒の窯元が、
昔と変わらないやり方で素朴な器を日々作り続け届けてくれます。
生活の一部に溶け込むからこそ、私たちの時代まで愛されているのかも知れません。
VA-VA onlineshop 大分県 小鹿田焼(オンタヤキ)